TOOTH WEARとは?

  • 2019年03月26日

 

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アイリス歯科クリニック 院長の飯村です。

 

tooth wear という言葉聞いたことありますか?

 

tooth wearとは、簡単にいうと虫歯(う蝕)ではないのに歯が欠けたり、溶けたりする病気のことを指します。

tooth wearとは、う蝕原因菌によらない歯質表層の損失であり、生活習慣に大きく影響される多因子性疾患です。従来はう蝕や歯周病が歯科の2大疾患といわれてきましたが、tooth wearはう蝕や歯周病に次ぐ第3の疾患として注目されています。

tooth wearを引き起こす原因として一般的に「①アブフラクション」「②咬耗」 「③摩耗」 「④酸蝕」の4つがいわれていますが、詳しい因果関係については解明されていません。

 

アブフラクション(abfraction)

強い咬合や咬合異常によって力の加わった部位に対応する特定の歯頸部表層に引っ張り応力が生じ、エナメル質および象牙質が破壊されて欠損が生じると考えられています。

 

② 咬耗症(attrition)

歯と歯あるいは食物と歯が繰り返し接触することにより接触部のエナメル質および象牙質に実質欠損が生じます。歯の咬耗は長期間かかって起こるもので、咬合力、歯ぎしりや歯のくいしばりの習慣、食物や嗜好品の硬さ、歯の石灰化の程度などの因子、およびかみ合わせの修復物の性状(硬さ)によって影響されます。特に歯ぎしりや食いしばりの習慣を有する場合は著しい咬耗がみられ、一般に若年者より高齢者の方がまた女性より男性の方が咬耗の程度が高度です。

 

③ 摩耗症(abrasion)

研磨性の強い歯磨剤を用いた過度の歯ブラシ使用やパイプの常用などによる習慣性摩耗と、ガラス職人、大工、靴工、美容師や管楽器奏者など業務内容に必須の道具を特定の歯・歯列により保持することによって生じる職業性摩耗とがあります。また、義歯のクラスプ(ばね)によって摩耗が生じることもあります。

 

④ 酸蝕症(erosion)

酸の作用により歯質が表在性に脱灰される(歯が徐々に溶解する)ことです。

⑴ 職業性

塩酸、硝酸など強い無機酸を取り扱う従事者に歯の侵蝕がみられます。

⑵ 飲食物

酸性の食品の多量摂取により起こります。

⑶ 疾患

逆流性食道炎、拒食症など胃酸が口腔内に逆流することによって生じます。

 

tooth wearの臨床所見をどのように評価し、それがどのような原因によるものかの判断は非常に困難であり、一致した見解がないのが現状です。

tooth wearの対策としては原因が多岐にわたるため、歯科医師と十分に話し合いながら、生活習慣との関連を検証する必要があります。

ぜひ上記の状態に当てはまると感じた方、歯科医院に相談してください!

 

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歯に原因が無いのに歯に痛みを感じる病気について

  • 2019年03月19日

 

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今回は歯に原因が無いにも関わらず、歯に痛みを感じる状態。いわゆる非歯原性歯痛における、代表的な2つの疾患についてお話させて頂きます。

 

1、筋・筋膜性歯痛

筋・筋膜性歯痛は、非歯原性歯痛の疾患として多く認められるものの1つです。主に夜間のブラキシズムや日中の上下歯牙接触などが原因で、咀嚼筋の過度な緊張、疲労状態が続く事で発症します。痛みの特徴としては、局所の鈍い、疼く様な痛みと筋・筋膜に限局する、トリガーポイントと呼ばれる圧痛点が存在する事。そしてそのトリガーポイントが圧迫される事で、実際には原因が無い様な口腔内や歯牙に関連痛が発生する事が挙げられます。

筋・筋膜性歯痛の治療法としては、マッサージや温冷罨法、レーザー療法や電気療法といった理学療法が推奨されています。また、診断的な治療方法としてはトリガーポイントに対して局所麻酔の注射をする事で、歯痛の減少の有無を確認するといったトリガーポイントインジェクションといった方法が行われています。

 

2、神経障害性歯痛

神経障害性疼痛の1つである三叉神経痛により、歯牙に問題が無いのにも関わらず歯痛が生じる事があります。三叉神経痛は、血管や腫瘍の圧迫、脱髄性病変などにより神経根に脱髄が生じ、その部に異常発火が生じる為に発生すると考えられています。その症状としてはいわゆる電撃様疼痛であり、トリガーゾーンと呼ばれる誘発部位への刺激により、激烈な痛みが発作的に数秒間続きます。トリガーゾーンへの刺激は、食事や会話、洗面や歯磨きといった些細な非侵害的なものも含まれる為に、初めに歯医者に訪れる機会も多い疾患です。

三叉神経痛の治療法としては、薬物療法が特に有効であるとされています。国神経学会(AAN)と欧州神経学会(EFNS)の合同で作成された三叉神経痛治療ガイドラインによれば、カルバマゼピンという薬を第一選択とする事が推奨されています。

 

以上、非歯原性歯痛の代表的な疾患である筋・筋膜性歯痛、三叉神経痛の2つについてお話をさせて頂きました。この2つ以外にも、帯状疱疹性神経痛や上顎洞性歯痛など、歯が原因でないのにも関わらず、歯に痛みが現れる疾患は他に数多く存在します。

必ずしも歯が痛い=歯に原因がある、という訳ではない。

文章は長くなりましたが、この事だけでも覚えて頂ければ幸いです。

 

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第二回口腔解剖学講座

  • 2019年03月12日

 

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アイリス歯科クリニック 院長の飯村です。

 

今回は前回の『歯の構造』に引き続き、歯の周りの構造『歯周組織』についてです。

 

歯周組織は歯肉、歯槽骨、歯根膜、セメント質の4つの組織から構成され、歯を支えるような役割の組織です。歯周組織に炎症が生じている病態が歯周病です。

それでは、各構成組織をみていきましょう。

 

①歯肉(しにく)

所謂、歯茎と言われる組織です。歯周組織のうち外側から唯一見える部分で、粘膜と呼ばれる軟組織です。健康な歯肉はピンク色または淡い赤色をしています。しかし、汚れがたまり炎症が生じると、赤みが強くなり、ぷっくり腫れ、触ると出血するようになります。これが歯肉炎です。歯肉炎は歯周病の始まりです。もしみなさんの歯肉がこのような状態なら、もう少し歯磨きを頑張る必要ありですね。

歯肉はさらに付着歯肉と遊離歯肉に分けられます。

付着歯肉は、歯や歯槽骨と結合しており、動かない部分の歯肉です。遊離歯肉は、歯に結合していない辺縁の歯肉です。歯と遊離歯肉の間の溝は歯肉溝と呼ばれ、通常1mm前後の深さがあります。歯周病が進行すると、後述する歯根膜や歯槽骨が破壊されて歯肉溝は歯周ポケットと呼ばれる深い溝になってしまいます。

 

②歯根膜(しこんまく)

歯根膜は、歯根と歯槽骨の間にある線維性の結合組織で、歯周靭帯とも呼ばれます。歯と骨を繋ぎ止める役割をするとともに、クッションのように咬む力を吸収・分散したり、咬む力を刺激として受容し脳に伝えその力をコントロールする役割も担っています。

健康な歯でもわずかに揺れるのは、この歯根膜があるためです。骨と直接結合させるインプラントには歯根膜がないため、歯は揺れず咬み心地も異なります。

歯根膜には神経も分布しているため、炎症が起きると痛みを感じます。咬んで痛みを感じるのは歯根膜に炎症生じている状態です。歯根膜に炎症が起きる原因として、虫歯・歯周病の他に歯ぎしり・食いしばりや咬み合わせが悪い、外傷などもあります。

 

③歯槽骨(しそうこつ)

歯槽骨は、顎の骨の中で歯を支えている部分のことです。歯根膜、セメント質を介して歯と繋がっています。歯周病が進行すると歯槽骨は吸収し、歯はぐらぐら揺れて最終的には抜けてしまいます。吸収されてしまった歯槽骨は特別な治療法をする以外は基本的には元には戻りません。したがって、歯周病にならない、進行させないために日々の歯磨きが非常に大切です。

 

④セメント質

前回の『歯の構造』でも紹介した、セメント質ですが、厳密には歯周組織の仲間です。詳しくは第1回口腔解剖学『歯の構造』へ。

 

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第一回口腔解剖学講座

  • 2019年03月05日

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アイリス歯科クリニック 院長の飯村です。

 

自身の勉強を含めて口腔の解剖学についてお伝えしていきたいと思います。ということで第1回口腔解剖学講座は『歯の構造』についてです。

 

みなさん、お口の中に歯は生えているかと思いますが、それがどのような構造をしているかご存知ですか?あまり気にはならないですかね…

ですが、少しでもお口の中に興味を持つことこそが、お口の中の健康を保つ第一歩だと思っています。

 

歯は構造から主に、エナメル質、象牙質、歯髄、セメント質に分けられます。

 

①エナメル質

歯冠部を覆う、歯の表層の組織。つまり、お口の中を覗いて見える歯の表面の構造です。

透明感のある白色を呈し、歯を外来刺激から防ぐような役割をしています。

実はこのエナメル質、人体の中で一番硬い構造物なんです!エナメル質の97%はハイドロキシアパタイトというリン酸カルシウムの一種でできており、ほとんど無機質でできています。

しかし、エナメル質は意外とデリケートで、酸によって溶けてしまうのです。ご存知の人もいるかと思いますが、虫歯ができるのもこの性質のせいですね。ただ、エナメル質には、再石灰化という驚くべき性質もあり、唾液中のカルシウムやリン、歯磨き粉などに含まれるフッ素を取り込み、少し溶けただけなら、再び硬く戻ることができるのです。

 

②象牙質

象牙質は、歯冠部ではエナメル質と歯髄、歯根部ではセメント質と歯髄の間に位置する歯の大部分を占める組織です。黄褐色をしており、エナメル質に比べ軟らかく、硬度は骨と同等です。硬さはエナメル質に劣りますが、弾力性があり咬み合わせの刺激により脆いエナメル質が破折するのを防ぐ役割をしています。

エナメル質よりも軟らかいため、虫歯が象牙質に達すると急速に進んでしまうことが多いです。また、象牙質には象牙細管と呼ばれる無数の細い管があいており、これは歯髄と繋がっています。そのため、虫歯が象牙質に達すると痛みを感じやすく、象牙質に達する虫歯を治療する際は麻酔が必要になってきます。

 

③歯髄

‘歯の神経’とよく言われる部分です。歯の構造の中で唯一の軟組織で、象牙質に囲まれた歯髄腔に存在し、歯の中心に位置します。

歯髄に分布する神経は、痛みを知覚する神経のみで、熱い冷たいなどの刺激も全て痛みとして感じます。

歯髄は、厳密には神経だけでなく血管組織やリンパ組織、その他多種多様な細胞成分からなり、歯の栄養供給と免疫機能も担います。そのため、歯の神経を抜く、すなわち歯髄を除去すると、知覚がなくなるだけでなく、歯は脆く弱くなってしまうといわれています。ただし、虫歯などによりズキズキ痛くなってしまうほど歯髄が炎症状態になってしまうと歯髄は元の状態には戻ることができないため、神経を抜くことが必要となるのです。

 

④セメント質

歯根と呼ばれる歯の根っこの部分の表面を薄く覆う組織です。硬さは象牙質よりも少し軟らかい程度です。歯根膜と呼ばれる線維で骨と繋がっており、歯と顎の骨を繋ぎとめる役割を担っています。

普段、歯茎の中に埋もれているセメント質ですが、歯周病などにより歯茎が下がり歯根が露出すると、見えてきます。セメント質もやはりエナメル質に比べ弱いため、虫歯になりやすいです。また、露出したセメント質は傷ついたり剥がれたりしやすく、その下の象牙質がむき出しになると知覚過敏が起こりやすくなります。

 

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