銀歯について

  • 2019年11月26日

皆さん、こんにちは。

 

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アイリス歯科クリニック 院長の飯村です。

 

本日は歯科で使われる材料、その内でも最も使用頻度の高い、金銀パラジウム合金についてお話させて頂きます。

 

金銀パラジウム合金とは、歯の詰め物やかぶせ物に使われている銀色の金属です。恐らく、今世間で使われている『銀歯』の殆どはこの金属を使っていると思われます。かさはら歯科医院でも、患者さんが虫歯の治療に保険内の銀歯を希望された場合には、この金銀パラジウム合金が主として使われています。

 

金銀パラジウム合金はその名前の通り、合金です。つまり幾つかの金属が組み合わされる事によって出来ています。では、金銀パラジウム合金の成分、どの様な種類の金属がどれ程に含まれているか ですが、これはJIS規格(日本工業規格)によって金が12%以上、パラジウムが20%以上、銀が40%以上の値となる様に定められています。また、他の成分としてはメーカー毎に異なりますが、銅や亜鉛といった金属も数%含まれています。この為に、見た目は『銀歯』であっても、金銀パラジウム合金であれば、金が必ず12%以上は含まれている事になります。

 

この合金の成分の中でも、特にパラジウムに関しては聞き慣れない方も多いのではないでしょうか。パラジウムとは、白金(プラチナ)と似た機械的な性質を持つ、銀白色の金属です。合金の硬さや引っ張り強さを向上させる為に、白金を加える事は多いのですが、パラジウムは白金と比較して安価である為に、白金の代わりに用いられる事が多いです。

 

最後に、金銀パ ラジウム合金を使う事のメリットとデメリットについてです。まず、メリットしては治療に関して保険がきく為に、比較的に安価で歯の治療が出来る事です。また、他のメリットとしては鋳造性、耐蝕性が比較的良好である為に、適合が良好で、口腔内で腐食しにくい詰め物や被せ物が作れるという事です。

 

しかし、近年ではこの金銀パラジウム合金に使われている金属、銀や銅、亜鉛やパラジウムがアレルギーを起こす可能性について危惧する声も上がっています。前に自分も歯の豆知識で書かせて頂いた、いわゆる金属アレルギーですね。これがデメリットとしても考えられます。

 

以上が『銀歯』として歯科で使われる金属、金銀パラジウム合金についてでした。

今や歯科治療において欠かす事の出来ない金銀パ ラジウム合金について、メリットとデメリット、その特性について少しでも伝えられれば幸いです。

 

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