虫歯の治療法について

  • 2018年06月10日

皆さん、こんにちは。

 

明石市・三木市・垂水区・須磨区からも通いやすい神戸市西区の歯科医院(歯科・歯医者)(明石駅)

 

アイリス歯科クリニック 院長の飯村です。

 

前回からの続きで、今回は虫歯の治療法についてお話ししたいと思います。

 

軽度の虫歯であれば、自然治癒することもありますが、一定水準以上まで進行した虫歯により失われた歯の構造は再生しません。

しかしながら、治療によりう蝕の進行を止め、歯を保存し、合併症を防ぐことができるのです。

 

治療はまず、虫歯部位の歯質を切削し、その後歯科修復材料で形態を修復します。切削時に痛みが伴うと予測される場合は、局所麻酔を使用します。使用する歯科修復材料は虫歯の部位や患者さんの希望等によりコンポジットレジン(プラスチック)、インレー(金属の詰め物)などから決めます。

また審美的理由や耐久性といった理由からハイブリッドセラミックスといった健康保険制度が適用できない素材を用いることもあります。

 

ポーセレンやコンポジットレジンは天然歯と外観が似ているため、前歯に用いられることが多いです。

奥歯は咬合圧が強い等の理由により、インレー(つめもの)やジルコニア(人工ダイヤ)が使われることが多いです。

昔はアマルガムなども使われていましたが水銀の使用に対する問題により、日本では使用が減ってきていますが、外国では安価で機械的強さがあることから一般的に使われている国もあります。

 

虫歯が広範囲の場合、クラウンにすることが多いです。これは虫歯部位を切削した後、残った歯に上からかぶせる物で、銀合金、金、ポーセレン、陶材焼付合金(メタルボンド)が使われます。

クラウンを作成するにはある程度の日数を要するが、専用の機械を使って即日かぶせることができるハイブリッドセラミクスを用いる方法もあります。

 

歯髄の中の神経が炎症を起こしていたり腐敗した場合や、外傷を負っていた場合、歯髄は抜髄されます(神経を取るということです)。これは根管治療と呼ばれます。歯髄を取り去った後の根管は埋められ、コア(土台)が立てられて、必要であればクラウンが作られます。

 

なお、後にレントゲン撮影を行った場合に、どのような治療を行い、どこまで歯科材料が入っているのかを容易に判断できるよう、口腔内に用いる歯科材料は、通常、X線不透過性の材料が用いられます(写真には真っ白な影で現れる)。

 

重度の虫歯では保存することが不可能であり抜歯適応となっています。

 

ドックベストセメントやカリソルブ、3MIXMP等の新しい治療法も考案されてきており、なるべく生きた神経をそのまま保存して治療を進めることが出来るように治療も進化してきています。。

虫歯リスク

 

アメリカ国内の統計によると、虫歯の有病割合と重傷度は、この30年間でかなり減少しているが、この減少は国民に均等に起こっているのではなく、ある集団と個人に虫歯が集中しているといいます。この虫歯の減少の生じていない、つまり、虫歯が発生しやすい(発生率の高い)集団と個人は、ハイリスクな集団、個人と呼ばれています。

 

虫歯リスクの評価

 

CDCでは、虫歯リスクの高い集団とは、社会経済状態が低いか両親の教育水準が低い人たち、定期的に歯科ケアを受けることのできない人たちとしています。

またフッ化物を適正に利用することで、う蝕リスクは減少すると考えられています。

ただ、幼い子供を持つ母親はフッ化物の塗布に非常に大きな期待を寄せることがありますが、あくまで物理的なブラッシングの補助的な役割を果たす程度と考えたほうが良いでしょう。

 

また、臨床における個人の評価の場合は、検査や環境を考慮したモデルによるリスク評価よりも、歯科医師によるリスク認識のほうが適切であるとされています。

 

リスクファクター

 

虫歯を引き起こすリスクファクター(危険要素)として、下記が知られています。

 

飲食

回数が多いほど高リスク。砂糖の摂取量が多いほど高リスク。

口腔衛生状態

プラークの量が多いほど高リスク。清掃などによって除去したり、フッ素を利用して予防します。

虫歯原因菌の数

口腔内に存在する虫歯原因菌の数が多いほどリスクは高い。

唾液の量

少ないほど高リスク。咀嚼によって唾液の分泌が促進される。シェーグレン症候群、副交感神経遮断剤服用、抗ヒスタミン剤服用、頭頸部への放射線治療、唾液腺の疾患・先天性奇形などでは唾液が減少し、う蝕が劇的に増加します。

唾液の緩衝能

唾液が酸を中和する能力は人によって違う。緩衝能が高いと酸が速く中和されるが、緩衝能が低いと酸がなかなか中和されず、虫歯が発症しやすくなります。

 

乳歯に特徴的な虫歯

 

虫歯には、乳幼児期の乳歯に特徴的なものがある。

 

哺乳瓶虫歯

乳幼児の水分補給のために、清涼飲料水やスポーツドリンクを哺乳瓶に入れて飲ませることが習慣化した場合、上顎の乳前歯の唇側面が急速に虫歯となります。こうした飲料は低pHや多量の糖質を含んでいるためである。重症化した場合、唇側だけでなく全歯面が虫歯となります。このように哺乳瓶の使用によって発生する虫歯を哺乳瓶虫歯と呼びます。

予防方法としては、哺乳瓶の使用中止、哺乳瓶の中身を変える、口腔ケアです。

「熱」を出した場合などに水分補給が必要となり、また小児科医などから勧められるなどしたものが、そのまま習慣化してしまい哺乳瓶虫歯となる場合も少なくありません。

 

母乳虫歯

古くから母乳は虫歯を発生させると信じられてきた。たしかに、母乳で育った子どもには虫歯が多いという統計もあり、母乳には7%の乳糖が含まれている。しかし、これが積極的に虫歯を誘発することはない(実験室的には虫歯が発生するが、臨床的にはほぼ無いとされます)。この母乳で育った子供に虫歯が多い理由としては、母乳というある程度好きな時間に与えることのできるものを、子供の要求するがままに与えるために、離乳期以降の不規則な食生活へと誘導し、う蝕を誘発しているとされています。

 

環状虫歯

乳前歯部の歯冠や歯頸部が帯状に侵食される虫歯を環状虫歯といいます。上記二つとは別の理由で発生するために区別される。口腔ケアの不徹底などが原因となることが多いです。

 

次回は虫歯に対する予防の取り組みなどについてお話ししたいと思ってます。

 

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